探偵の仕事の危険性とは?

探偵は危険な仕事なのか

探偵と聞いた時に、映画やドラマを思い浮かべる人が多いものです。

それだけ普段関わる事が少ないという事なのですが、映画やドラマの中の探偵を思い浮かべていると、危険も多くて怪我をしたり危険な目にあったりする姿が浮かびます。

本来の探偵の職務には危険性はあるのか?

業者によってリスクに違いはあるのかなどについて解説していきます。


探偵業者にある危険性とは?

探偵といっても浮気調査などを行う探偵から、会社の信用調査などをメインとしている調査会社まで様々な業者が存在しています。

その中には一般的な料金で適切な調査を行っている探偵業者や、高額な料金で工作まがいの事を行っている探偵業者、中には探偵とは名ばかりで詐欺を働いているような悪徳探偵業者など様々な業者があります。

モラルを持ち健全な運営を行っている業者では、別れさせ屋など工作を含む行為や詐欺などは当然行われません。

そうした探偵が大半なのですが中には悪徳な探偵も存在しており、こうした探偵に就職してしまうと違法な調査をさせられてしまうというリスクがあります

違法な調査の結果不法侵入の罪を犯してしまう事となったり、器物損壊罪など様々な罪を犯してしまう事になる危険性があります。

工作まがいの行為やそこに高額料金が関わるという事は、依頼者から大きなクレームを受ける事や無用な恨みを買う可能性、違法な調査から罪に問われる可能性が大きくなるなど危険性が増大してしまいます。

こうした悪徳業者やモラルのない仕事をする業者で仕事に就いてしまう事は、仕事をした人が罪に問われる可能性や、会社そのものが無くなってしまうといったリスクがはらんでいます。


車で調査する時の危険性とは

車で尾行する際、対象者の車との距離を開けたり、同じスピードで走らないようにしたり、普段車を運転する時とは違ったことをしなければなりません。

普段の調査中であれば訓練などで集中力を切らさないようにしていたり、仕事中は緊張感を持っていますが、そうした仕事が終わった時に気が緩んでしまうものです。

現場が遠方にあっても車で移動しなければならない場合や、会社まで遠方から車を走行して戻る必要のある場合など、調査の疲れで事故が起きてしまうのではないか?という心配もあるかもしれません。

ですが、長距離の場合なら適度な休憩を入れ、他の調査員と交代しながら運転するので、事故の危険性は、通常の運転時とさほど変わらないと言えます。

また、車両を猛スピードで追跡するカーチェイスなどの行為も現実的な追跡方法ではなく、本来は対象者の車にGPSを設置して追跡します。

GPSを付けることによって、対象者の居場所を常に確認する事が出来ますので、無理に追跡する危険な行為などは行われないです。


探偵は、映画やドラマほど危険な橋は渡らない?

創作されたストーリーの中では犯罪者を追いかけたり捕まえたり、裏社会の人達と対峙したり、危険な目に巻き込まれている様な場面が描かれていますが基本的にそれらは全てフィクションです。

探偵は探偵業法の中で、犯罪に関わるような調査を行ってはいけないと定められており、暴力団やヤクザといったような反社会的組織に属する方からの依頼や、ストーカー行為・DV・差別行為に繋がるといった調査を引き受ける事はできません。

別れさせ屋などの工作を必要とする行為や、その他モラルに反する行為が必要となるような依頼を受ける事もできません。

仮にそうした工作を金銭授受の上で調査員が行う事になると、調査員自身に何らかの危険が及ばないとも限らず他人からの無用な恨みを買う可能性も否定できません。
誠実に運営を行っている探偵であれば、自社の社員にそのような危険を侵させるような事はしません。

本来探偵業法とは消費者を守るための法律なのですが、それと同時に調査員を守る法律ともなっており、こうした危険性の高い依頼や違法行為・犯罪に巻き込まれる可能性のある依頼を避ける事ができ探偵や調査員を守る事ができるのです。

もちろん殺人の現場で犯人探しといった事もありませんので、フィクションの物語の中でみる危険性などは皆無といえるでしょう。


違法な調査を行わない探偵事務所に就職する方法

探偵にも様々な業者があるという事から、就職先を選ぶ時にもどういった探偵や調査会社なのかを自らが見極める必要もあります。

  • 探偵業届出番号がある会社。
  • 行政処分を受けていない会社。
  • 別れさせ屋などの工作を含む業務を行っていない会社。
  • 事務所や営業所がちゃんと存在する会社。

こうした探偵や調査会社に就職する事で、違法な調査を行う危険性やモラルに反した依頼を受けて人からの恨みを買うような危険性を避ける事ができます。

探偵業届出証明書や届出番号というものは探偵や調査会社のホームページや事務所等に掲示されていますし、問い合わせてみる事も可能です。

行政処分を確認する場合には、最寄りの警察署へ問い合わせるか都道府県系のホームページなどで公表されているので確認する事ができます。

多くの探偵が健全かつ誠実に業務を行っていますが、中には違法な調査や工作を含む業務を行っている場合があり、そうした探偵や調査会社を避けて就職する事が大切です。


最後に

ここまで探偵の業務上の危険性についてご紹介してきました。

探偵が調査で行える事は一般の方と変わりませんが、業務中の危険性を減らす為には「危険な調査や違法な調査をしない会社・モラルに反した依頼を受けない会社」に就職するようにしましょう

違法な調査やモラルに反した依頼を受けている業者という事は、会社そのものが無くなってしまうリスクというものも大きいのです。これらの事に注意する必要があるのだという事などを、探偵に就職を考えた時の参考として下さい。


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